CRE｢ロジスクエア久喜｣竣工、サンゲツが利用

拠点・施設シーアールイー（CRE）は16日、埼玉県久喜市で開発を進めていた賃貸物流施設「ロジスクエア久喜」が15日に竣工したと発表した。インテリア専門商社のサンゲツが物流拠点として利用する。

ロジスクエア久喜は同市河原井町の久喜菖蒲工業団地内で2万201平方メートル（6110坪）の敷地に鉄骨造・4階建ての物流施設として建設。延べ面積は4万4372平方メートル（1万3422坪）で、2015年5月19日の着工から11か月間で竣工した。

施設には大型車両が3階部分に直接乗り入れることができるスロープを設け、トラックバースは1、3階合わせて68台の大型トラックが同時に接車できる設計。庫内は「物流施設の機能をデザインとして可視化することにこだわった」という通り、ひと目で高さなどがわかるサインを施した。

車路は40フィートトレーラーが走行できるゆとりを確保。来ない照明計画は内原智史デザイン事務所が担当し、機能性とデザイン性を両立させた。オフィスエリアの照明器具（LED）は、従来の昼光色よりも身体へのストレスを軽減するといわれる温白色を採用している。

施設北側は40ヘクタールの久喜菖蒲公園に接しており、直接出入りできる歩行者用ゲートから同公園で休憩できるよう配慮した。

開発地は東北自動車道久喜インターチェンジ（IC）から2.6キロ、圏央道白岡菖蒲ICから2.8キロに位置し、24時間稼働が可能となっていることとあわせ、物流業務に適した立地条件を備えている。

■ロジスクエア久喜の概要
所在地：埼玉県久喜市河原井町（久喜菖蒲工業団地内）
敷地面積：2万201.49平方メートル（6110.95坪）
延ベ面積：4万4372.10平方メートル（1万3422.56坪）
建物構造：鉄骨造（一部鉄骨鉄筋コンクリート造）、地上4階建て
工期：2015年5月19日-2016年6月15日
設計施工：東洋建設