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JR貨物・5月の貨物量、車扱貨物好調もコンテナ低迷

2016年6月16日 (木)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が16日発表した5月の輸送動向によると、取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて0.2%増加(前年同月比)した。同月は鹿児島線内での車両事故の影響により、高速貨物6本が運休となった(前年は高速貨物67本が運休)。また、4月に発生した熊本地震に伴う災害支援物資輸送の目的で、14日まで東京ターミナル発福岡ターミナル向け臨時列車を運転した。

コンテナ貨物は農産品・青果物(13.8%減)が九州地区の玉葱の生育不良で大幅な減送となったほか、紙・パルプ(4.9%減)も需要低迷による出荷減などで低調に推移。

これまで好調だった食料工業品(0.9%増)が九州での在庫調整などに伴い微増、自動車部品(0.3%増)も熊本地震による工場稼働停止の影響でほぼ前年並みとなった。コンテナ全体では2.3%減少した。

車扱貨物は、石油(6%増)がゴールデンウィークの旺盛な行楽需要で前年を上回ったほか、石灰石(19%増)の好調な荷動きにより、車扱全体では7.9%増えた。