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川重・大林組、石狩LNG基地向けタンク建設を共同受注

2016年6月21日 (火)

国内川崎重工業と大林組は、北海道電力から石狩LNG基地向け地上式LNGタンク1基の建設工事を共同受注した。2020年の運用開始を目指す。

受注したLNGタンクは、容量23万キロリットルのプレストレストコンクリート(PC)防液堤外槽一体型のタンクで、地上式LNGタンクとしては世界最大級だという。

石狩湾新港発電所への燃料ガス供給に寄与する燃料貯蔵設備として設置し、北海道電力が石狩LNG基地内に設置する2基目のLNGタンクとなる。

石狩湾新港発電所は、北海道電力として初となるLNG火力発電所で、既設火力発電所の経年化に対応するとともに、燃料種の多様化、電源の分散化を図り、将来的な電力の安定供給を確実にすることが期待されている。

石狩LNG基地は北海道ガスが運営し、同社と北海道電力がLNG受入基地として共同利用する。同基地は、北海道ガスが所有するLNGタンク2基と北海道電力が所有する1基で構成し、今回受注したLNGタンクは4基目となる。第1タンクと第3タンクは川崎汽船が受注した。

■受注したLNGタンクの仕様
形式:PC防液堤外槽一体型地上式LNGタンク
容量:23万キロリットル
内槽設計温度:-162度
内槽内径:86メートル
貯槽高さ:59メートル