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サムコ、京都市で新工場竣工し出荷能力6割アップ

2016年6月21日 (火)

拠点・施設半導体製造装置メーカーのサムコはこのほど、京都市の本社社屋近くで第2生産技術棟を竣工した。需要拡大が見込まれる電子部品や化合物半導体プロセス向け製品の生産能力を増強するために、1月に着工していた。

サムコ、京都市で新工場竣工し出荷能力6割アップ

第2生産技術棟は、京都市が企業立地の促進、京都経済の活性化を図るために創設した「京都市企業立地促進助成制度」の対象事業に指定されており、1260平方メートルの土地に217平方メートルの簡易クリーンルームを備えた、延床面積1130平方メートルの鉄骨2階建て工場として完成した。投資額は6億円。

主に生産用途向け製造装置の組立・調整の拠点として今秋から本格稼働に入る計画で、年間40億円程度の製品出荷が可能だという。現在の生産技術研究棟が持つ60-70億円の生産能力に第2生産技術棟が加わることにより、2拠点を合わせた出荷可能額は最大110億円となる。

今後は組立・精密調整に必要な要員を補充・強化し、市場の本格化に先行する形で設備投資を積極化する。