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国交省、ミャンマーで農産品物流の近代化を実証

2016年6月22日 (水)
国交省、ミャンマーで農産品物流の近代化を実証1

(出所:国土交通省)

産業・一般国土交通省は22日、官民一体となって新興国へ日本の物流技術を展開する2016年度の「物流パイロット事業」として、ミャンマーの農産品物流を近代化する実証事業を行うと発表した。

6月から7月にかけて物流機器を用いた輸送や選果機を導入した品質保持・付加価値の向上を実証し、課題を検証する。

日本企業の出資で開発が進むヤンゴン郊外のティラワ特別経済区は、物流拠点としても注目されているが、電力不足で製造業の発展が遅れ、道路などのインフラ整備も進んでいないことから、「荷主とともに進出する傾向」のある日本の物流企業が進出するうえで課題となっている。

一方、ミャンマーの主要産業となっている農業は、農産品の品質管理体制や輸送技術の改善で規模の拡大が見込めることから、物流企業が進出する際に「有力な貨物となりえる」として、農産品の出荷・輸送実証事業を行い、最終的に日本の物流企業が進出しやすい環境整備を図る。