ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

家電リサイクル、全メーカーが法定再商品化率達成

2016年6月24日 (金)

ロジスティクス経済産業省と環境省は24日、家電リサイクル法に基づき、メーカーが全国の指定引取場所で引き取った廃家電4品目の2015年度の引取台数を公表した。

15年度にメーカーが指定引取場所で引き取った廃家電4品目の合計は1088万台で、内訳はエアコンが236万台、ブラウン管式テレビ155万台、液晶・プラズマ式テレビ103万台、冷蔵庫・冷凍庫280万台、洗濯機・衣類乾燥機314万台――となった。

また、家電リサイクルプラントに搬入された廃家電4品目は1101万台で前年度から4.1%減少した。指定引取場所で引き取った台数と家電リサイクルプラントで再商品化などされた台数に差があるのは、輸送によるタイムラグがあるため。

家電リサイクルプラントに搬入された廃家電は、リサイクル処理によって、鉄、銅、アルミニウム、ガラス、プラスチックなどが有価物として回収され、すべてのメーカーが法定基準を上回る再商品化率を達成した。

廃家電4品目の再商品化率は、エアコンで93%(法定基準80%)、ブラウン管式テレビで73%(55%)、液晶・プラズマ式テレビで89%(74%)、冷蔵庫・冷凍庫で82%(70%)、洗濯機・衣類乾燥機で90%(82%)となっており、14年度に続いて法定基準を上回る再商品化率が達成された。