英国進出の日本企業1380社、運輸･通信業は63社

調査・データ帝国データバンクは24日、英国で欧州連合（EU）からの離脱の是非を問う国民投票で同国民が「EUからの離脱」を選択したことを受け。6月時点の企業概要データベースをもとに現地企業への出資、現地法人、関係会社・関連会社の設立・出資、駐在所の設置状況を調べ、公表した。

調査結果によると、同国に進出している日本企業は1380社で、製造業が558社で最多、全体の40.4％を占めた。ほかには卸売業258社（構成比18.7％）、サービス業234社（17％）、金融・保険業159社（11.5％）と続いた。運輸・通信業は63社で全体の4.6％。

1380社を年商規模別に見ると、最も多かったのは「100億円以上1000億円未満」の407社（29.5％）。「1000億円以上」（314社、同22.8％）とともに、大企業の進出がより鮮明であることがわかった。

帝国データバンクでは「リーマン・ショック級とも言われる英国の離脱による影響は欧州にとどまらず、日本でも円高・株安として表れることが見込まれ、英国に進出する日本企業でも大きな影響をもたらすことが懸念される」としている。