ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

村田製作所、SASのサプライチェーン製品を導入

2011年12月6日 (火)

産業・一般SASインスティテュート・ジャパン(東京都港区)は6日、村田製作所が同社のサプライチェーン最適化ソリューション「SASクオリティ・ライフサイクル・アナリシス」を採用したと発表した。

 

SASクオリティ・ライフサイクル・アナリシスは、品質や生産性、稼働率に関連するデータを統合し、高度な分析やレポーティングの技術により、製造業のプロダクト・ライフサイクル全体を対象とした品質管理を行うソリューション。

 

SASでは同ソリューションについて、品質解析を中心としたモデリング機能、自動化モニタリング機能、アラート機能、高度な分析ワークベンチ、Webベースのダッシュボード機能とレポーティング機能を備え、「コストを抑えながら品質管理のプロセス改善を進めることが可能になる」としている。

 

村田製作所は、製造現場にある大量の品質データを活用し、データマイニング手法などを駆使して品質改善を行ってきたが、活動に必要なデータの用意にETLの専門家が必要になるなど、分析の準備に時間や負荷がかかり、改善のサイクルが遅くなるという課題を抱えていた。

 

そこで、標準のデータベース、装置などに散在しているデータを、分析者の視点で自由に分析する環境を構築できるSASクオリティ・ライフサイクル・アナリシスの採用を決めた。

 

この結果、GUIによるデータの抽出、加工、分析が実現し、これまでより容易に早く品質データが活用できる環境を構築。従来では困難だった分析プロセスそのものの検証、標準化も可能となった。