UPS、仏パリ郊外南部に102億円超の物流施設

拠点・施設UPSは28日、フランスのパリ郊外南部、コルベイユ・エソンヌ・エブリーに小口貨物仕分け・集配施設を建設すると発表した。投資額は1億ドル（102億円）を上回る。2018年3月までに開設したい考え。

新施設はチリー・マザランとサヴィニーの既存施設2棟を統合する拠点として建設し、「配達までの輸送時間を短縮するUPSの自動小口貨物仕分け技術のショーケース」に位置づける。

3万平方メートルの作業エリアを備え、先進技術を導入して1時間3万7000個の小口貨物を仕分ける能力を備える。124か所の積卸し口を使い、125台のUPS輸送トラックを収容することができる駐車スペースも用意する。

UPSは2月に2800万ドルを投じたセンターをリヨン・ジョナージュに開設し、「UPSスタンダード」の配達日指定の輸送時間を24-48時間短縮する欧州物流網のアップグレードを実施している。