日本ラッド、外気冷却型データセンターの二期工事に着工

拠点・施設日本ラッドは6日、東京都目黒区にある自社データセンターで計画していた、外気冷却型データセンターの第二期増設工事に着工したと発表した。

日本ラッドは、空調機を一切使わず外気のみでサーバを冷却する「フリー・クーリング方式」による、電力効率の高い「省エネ型データセンター」を実現し、2010年11月には自社データセンターとして建設竣工・商用稼働を開始した。

このデータセンターの第二期増設工事は当初、2012年4月に着工するとしていたが、「インダストリア」「キュムラス」を中心とした法人向けクラウドサービスの販売が好調なことから、日程を前倒し、11月11日に着工したもの。

日本ラッドは、同データセンターを拠点として「SaaSes」ブランドで国産クラウドコンピューティングサービスやファイルストレージサービスを展開。この基盤上で稼働するクラウドサービス「インダストリア」を3月3日にリリースし、続いて「キュムラス」を5月18日リリース。ほかの国産ベンダーが提供するクラウドIaaSサービスの40分の1の価格提供を実現したことから、急速に販売を拡大しているという。