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石油統計速報

5月の原油輸入量、イラン・カタールからの輸入急増

2016年6月30日 (木)

調査・データ資源エネルギー庁が6月30日に発表した5月の石油統計速報によると、原油輸入量は1639万キロリットル(kl)、前年同月比0.6%増と2か月連続して前年を上回った。

輸入量はサウジアラビア(556万kl、2.8%減)、アラブ首長国連邦(426万kl、0.1%増)、カタール(157万kl、57.2%増)、イラン(152万kl、61.2%増)、クウェート(100万kl、42.4%減)――の順で多かった。

同月の中東依存度は87.6%で、前年同月に比べ2.6ポイント増と7か月連続で前年を上回った。

燃料油の生産は1433万kl(4.5%増)と前年を上回った。油種別ではガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、B・C重油は増加したが、軽油、A重油は減少した。

燃料油の輸入は244万kl(27.7%減)と4か月連続して前年を下回った。輸出は287万kl(28.5%増)と前年を上回った。

国内販売は1308万kl(4.7%減)と8か月連続で減少。油種別にみると、ジェット燃料油、灯油、A重油は前年を上回ったが、ガソリン、ナフサ、軽油、B・C重油は前年を下回った。在庫は996万kl(4.7%減)で10か月連続して前年を下回った。灯油は増加したが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、軽油、A・B・C重油は減少した。