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キリンGロジ、ロボット試験導入を機に作業改善

2016年7月4日 (月)

環境・CSRキリングループロジスティクスは1日、キリンビール横浜工場(鶴見区)で安全ミーティングを開き、川崎センター(川崎市川崎区)で4月から試験導入しているサイバーダイン社のロボットスーツ「HAL」の効果を検証した。

キリングループロジ、ロボットスーツ活用事例交え安全研修2

川崎センターでは、最大で重量の40%を軽減するロボットスーツを2セット導入。デバンニング作業に従事する作業員に装着して運用した。

同センターではデバンニング・流通加工・パレット積み付けなど幅広い作業を行っており、特にデバンニング作業はビールケース2箱分(25キロ)を2100セット、3時間以内に行っているため、腰への負担が重い。

キリングループロジ、ロボットスーツ活用事例交え安全研修-

検証では作業負荷が軽くなることを確認すると同時に、すべての従業員向けに導入できるわけではないことから、「正しい持ち運びの仕方」の必要性が課題として浮上。ロボットスーツ導入後は、生産性や作業効率を落とすことなく作業を行うことができ、年配の作業員からも好評を得たが、試験導入を機に持ち運び方法の見直しによって、作業負荷が軽減できる可能性に着目した。

今後は、検証結果をまとめつつ、デバンニング以外にも採用できないか検討を進めていく。