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豊田通商、新会社にエレクトロニクス事業集約

2016年7月4日 (月)

荷主豊田通商は1日、グループ内のエレクトロニクス事業を再編し、2017年4月に新事業会社として統合する方針を発表した。新会社の商号・経営体制は年内に詳細を検討する。

2014年12月に完全子会社化したトーメンエレクトロニクスと、03年に100%子会社として設立した豊通エレクトロニクスを統合するとともに、海外現地法人のエレクトロニクス事業を新会社に移管する。

再編イメージ

新会社の売上高は4600億円で、エレクトロニクス商社の中で世界4位、自動車向けに限定すると3000億円を超え、世界最大規模となる。

海外商社が売上高上位を占めるなか、新会社は世界レベルのエレクトロニクス商社として存在感を発揮できる規模となると同時に、それぞれの強みを結集することで「品質・技術と機能による差別化」を進める。

事業再編により、トーメンエレが情報通信や家電AV分野で培った先進技術の活用ノウハウを車載分野に応用するとともに、豊通エレが車載分野で培ったソフトウエア開発や品質サポート機能などの優位性を産業機器などの他分野へ展開する。