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デンソーと三井住友海上、交通安全教育を海外展開

2016年7月5日 (火)

環境・CSRデンソーと三井住友海上、交通安全教育を海外展開デンソーは5日、三井住友海上火災保険と連携して交通安全教育プログラムをグローバルに展開すると発表した。この取り組みの一環として、タイ、中国、日本で出前授業を開始した。

交通安全に関連するデータや知識が豊富な三井住友海上やインターリスク総研がプログラム(教材)を作成し、事前に講師として研修を行ったデンソーや三井住友海上の社員が、事業所周辺の学校、施設を中心に出向いて授業を行う。

両社はドライバーだけでなく歩行者などの交通弱者にも焦点を置き、世界各国で出前授業を通した交通安全マナーやモラルの向上を図る。

タイでは二輪車の交通事故が多く、運転者・同乗者のヘルメット着用が求められているため、ヘルメットの着用を促す内容を中心とした交通安全教育プログラムを保護者と子供向けに小学校などで実施し、ヘルメットの寄贈も行う。

中国では交通安全教育が普及しておらず、子供が犠牲となる交通事故が多いことを踏まえ、子供向け交通安全教材を作成するとともに、小学校で出前授業を行う。まずはデンソーの中国拠点のある地域から始める。

日本では高齢者が被害者となる交通事故が多いため、高齢者を対象とした交通安全プログラムを実施する。これまでデンソー本社のある愛知県刈谷市で夜間歩行時の注意喚起のため行っていた靴用の反射シール貼付活動をほかの地域に展開していく。