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「宅配再配達料必要」と詐欺未遂、国交省職員騙る

2016年7月6日 (水)

事件・事故国土交通省は6日、同省の職員を騙って一般家庭を訪問し「宅配便の再配達を依頼する際に料金が発生するようになった」などと金品を騙し取ろうとする事案が発生したとして、「宅配便の再配達詐欺」に注意するよう呼びかけた。

国交省によると5日20時頃、同省の職員を名乗る人物が岐阜県の一般男性宅を訪問。男性は「国土交通省」と記された名刺を渡され「今後再配達を行う際は消費者が料金を払う必要がある。送り手側にも対応が必要であり、10万円を払うと優先的に扱われる」などと、金銭を要求された。名刺には架空の部署名が記載されていたという。

男性は金銭を払わなかったが、詐欺の可能性があると思い、名刺に記載されていた同省の実在の担当窓口に電話で連絡し、発覚した。同省は現在、宅配便の再配達の削減に向けた取り組みを行っているが、一般家庭をまわり勧誘を行ったり、金品を要求するようなことは行っていない。