三菱電機、群馬製作所内に物流センター完成

拠点・施設三菱電機は11日、電気給湯機の製造拠点・群馬製作所（群馬県太田市）の敷地内で物流センター、ショールーム、事務所を集約した施設「複合棟」が12日に竣工し、稼働を開始すると発表した。

工場敷地内に物流センターを設けることで、部品調達から生産・出荷までの一貫体制を構築するとともに、体感型のショールーム「ユクリエ」を併設して提案力を高め、電気給湯機事業の強化を図る。

大気の熱を利用して湯を沸かし、電力消費量とCO2排出量を抑えるエコキュート（自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機）の需要が拡大していることを受け、効率的な生産・物流体制を構築し、需要に対応する。

これまで工場敷地内外に分散していた製品の物流機能を集約・統合し、部品調達から生産・出荷までの一貫体制構築による効率化を図った。

併設するショールームでは、最新の電気給湯機や三菱HEMSの紹介、業務用給湯機のソリューション提案を行うほか、同社が提案しているエコキュートによる微細なマイクロバブルで快適な入浴を実現する「ホットあわー」の実感・体感エリアを設け、顧客への提案力を強化した。

■複合棟の概要
所在地：群馬県太田市岩松町800
建設面積：1万2326平方メートル
延床面積：1万3457平方メートル
構造：鉄骨造、一部2階建て
主な用途：製品倉庫、ショールーム「ユクリエ」、事務所（設計部門）
竣工・稼働：2016年7月12日
投資額：23.5億円
環境への配慮：自社製高効率省エネ機器を導入（空調・換気機器、LED照明、太陽光発電）