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丸和運輸機関、中国・煙台市で低温食品物流に参入

2016年7月12日 (火)

ロジスティクス丸和運輸機関は12日、中国の煙台市(山東省)で低温食品物流事業に参入すると発表した。11日、現地市政府と物流を対象とした戦略提携協議書を、煙台振華集団と低温食品物流の3PL合弁会社を設立する基本合意書をそれぞれ締結した。

同社は昨年から中国で低温食品物流事業の展開を狙って調査・交渉を重ね、百貨店などを展開する煙台市の小売最大手・煙台振華集団と折半出資の3PL合弁会社を設立することに合意した。

合弁会社は煙台振華集団傘下の煙台振華量販超市と丸和運輸機関が出資し、「山東華和商貿物流」の名で10月を目処に設立する。資本金は2億円(1324万元)。

中国の小売業向けコールドチェーン物流を柱に、高品質でローコストな物流サービスを提供できる物流センターと輸配送の仕組みを構築し、同国のコールドチェーン物流のモデルケースとしてのポジショニングを狙う。

同国では政府がコールドチェーン整備を進めており、煙台市も国の方針を受けて提携先を模索。昨年から低温食品物流の展開に向けて調査していた丸和運輸機関と思惑が一致し、戦略的提携を結ぶに至った。

提携により、煙台市と同社は主にコールドチェーン分野で技術交流や共同プロジェクトの協業を進め、そのために必要な機会を相互に提供しあう。