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インクレイブ、公開データを加工なしで地図表示

2016年7月13日 (水)

サービス・商品インクレイブ(仙台市青葉区)とインクレイブR&D(同)は13日、総務省が進める「ICT利活用の促進オープンデータ戦略の推進」で、自治体が提供するオープンデータを加工なしで地図上に表示できる位置情報表示技術「xmapsプラス」を開発し、提供を開始した。

インクレイブ、公開データを加工なしで地図表示

(出所:インクレイブ)

xmapsプラスは、表データだけでは一覧的に把握しにくい特性があるビッグデータなどを容易に地図上に描写して可視化できるシステム。

オープンデータや統計データの中に含まれた緯度経度情報、住所情報を自動解析し、それぞれの位置を地図上へマーカー描写するほか、その位置情報に含まれる詳細情報の補足表示、特定位置からのルート検索を可能にする。

さらに、地図上のマーカー位置を市区町村エリアごとに集約し、その分布構成を自動的に色分け表現するヒートマップ表示の機能を標準装備。地域別の人口や施設などの各種統計データ、企業のエリア別の営業データ(店舗数や施設数など)や売上データなど、位置情報・住所情報を持つさまざまなデータを地図上に描写できるようになる。

自治体などから公開されたオープンデータ、M2MなどIoTで取得した自動集計情報をそのままシンプルに地図上に表示できる「ベーシック版」、データ形式や構造を可視化し、目的に合わせて最適化して地図上に表示できる「カスタマイズ版」、データベースサーバーとの高度・高速な連携でデータ構造を解析し、結果を地図上に表示できる「クラウド版」――など、ニーズに応じた提供方法を用意した。

このほか、xmapsプラスの技術を応用した「まったく新しいサービス開発への要請」にも対応する。

■オープンデータ・統計データマップ技術「xmapsプラス」デモサイト
https://www.incrave-rd.co.jp/labo/open_data/