山善、メキシコ現法が倉庫併設施設へ本社移転

荷主機器・建材輸出入卸の山善（大阪市西区）は21日、メキシコ現地法人「山善メキシカーナ」の本社を、同国グアナファト州レオン市からシラオ市へ移転し、機械を常設展示できる1000平方メートルのショールーム付事務所として、8月1日から新たに営業を開始する、と発表した。

より顧客に近いエリアで、素早く顧客ニーズに対応するため、40社以上の日系企業が進出するシラオ市内プエルト・インテリオール工業団地に移転することにしたもの。

プエルト・インテリオール工業団地は、デル・バヒオ国際空港や、アメリカへの輸出も可能な貨物列車のターミナルのほか、国道にも隣接しているため、調達や出荷に適している。

新本社では、機械の常設展示が可能な1000平方メートルのショールームスペースや、200平方メートルの倉庫スペースを確保。

メキシコ国内の物流パートナーとして、メキシコ日本通運と提携しており、今後はさらにメキシコ国内の流通ネットワークを構築し、工作機械などの販売からメンテナンスなどのアフターサービス、流通まで、幅広いサービスを提供できる強みを活かしながら、営業展開を積極化していく。

■シラオ新事務所の概要
名称：Yamazen Mexicana S.A. de C.V.　SILAO HEAD OFFICE
所在地：Building North Minade Guadalupe 960A Parque Industrial Santa Fe Ⅳ Silao Guanajuato Mexico
事務所スペース：400平方メートル
ショールームスペース：1000平方メートル
倉庫スペース：200平方メートル
展示メーカー：ブラザー工業、滝澤鉄工所、ミツトヨなど日系主力メーカー30社
営業開始日2016年8月1日