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ホンダ、ピッキング用に電池不要な電子ラベル導入

2016年7月21日 (木)

サービス・商品トッパン・フォームズは20日、独自開発したバッテリーレス電子ペーパーラベルが本田技研工業の自動車組み立てラインに本格採用された、と発表した。

ホンダ、ピッキング用に電池不要な電子ラベル導入

ホンダ埼玉製作所寄居完成車工場(埼玉県寄居町)で、自動車の組み立てラインを移動する金属製の台車に貼り付け、個体識別と工程管理をするために使われる。

同工場は2013年に稼動した「マザー工場」で、年間25万台の生産能力を持つ。小川エンジン工場(埼玉県小川町)で生産されたエンジンの供給を受け、車体のプレス加工から完成車検査、出荷まで行っている。

ホンダでは、13年1月に小川エンジン工場でエンジン製造時の部品ピッキングで使用する指示表示に、トッパン・フォームズの同製品を採用。電池交換の必要がなく、導入後3年以上経過後も問題なく稼働している実績を評価し、完成車工場への本格導入が決まった。

今後、トッパンフォームズはほかの工場・ラインへの採用に注力するほか、物流、流通、通販業界など物品管理が必要な企業への提案を進め、バッテリーレス電子ペーパーとして2018年度に5億円の販売を見込む。