ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

大王製紙がFSC認証ラベル原紙販売、五輪需要見込む

2016年7月21日 (木)

話題大王製紙がFSC認証ラベル原紙販売、五輪需要見込む大王製紙は20日、森林認証紙を用いたFSC認証ラベル原紙(タック紙)の販売を8月22日から開始する。物流用途では荷札、宛名などへの利用を見込む。

2020年東京オリンピック開催決定を機に、今後国内でFSC認証紙の需要拡大が見込めるとして、パッケージ用途や物流用途などで使えるFSC認証ラベル原紙を幅広く用意する。小ロットからの品揃えする。

同社によると10年のバンクーバーオリンピック以降、オリンピック開催地では合法で持続可能な木材資源の使用が国際的に引き継がれており、バンクーバーオリンピックの際は競技施設のグリーンビルディング化が進んだ結果、FSC認証木材が50-75%使用された。

また12年のロンドン大会の際にはFSCとPEFCの認証材を認め、ロンドンオリンピックパークが認証木材割合95-100%で建設されたほか、木材以外にも、チケットやプログラムにFSC認証紙が使用された。

近く開幕する16年のリオデジャネイロ大会では、木材、パルプ、紙製品はすべてFSC・CERFOR(ブラジル国内の認証制度)・PEFCで認証を受けなければならずナッツなどの一部食品も、FSC認証を取得した生産者から優先的に購入するなどの規程が設けられている。

20年東京大会については6月、日本製紙連合会が大会で使用される紙・板紙すべてをFSC・PEFC・SGECなどの森林認証を受けたものとすることを意思決定している。