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日本ロジテム・クールジャパン機構との合弁事業

川崎汽船、ベトナムで「オールジャパン」低温拠点完成

2016年7月21日 (木)

拠点・施設川崎汽船、ベトナムで「オールジャパン」低温拠点完成2川崎汽船は21日、海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)、日本ロジテムとの三社で設立した合弁会社「CLKコールドストレージ」の冷凍冷蔵倉庫がベトナム・ホーチミンで完成し、営業を開始したと発表した。

ホーチミン市街地から国道1号線で1時間の22キロ、カットライ港、国際空港からのアクセスに優れる新倉庫は、設計、建設、冷却設備、運営までハードとソフトすべてを日本企業が主導したベトナム初の「オールジャパン体制による冷凍冷蔵倉庫プロジェクト」。

同社がタイ・バンコクで1989年から長年、冷凍冷蔵倉庫事業を行っているバンコクコールドストレージのノウハウをベースに、さまざまな貨物ダメージ防止対策、省エネルギー対策を施した。

冷却設備には自然冷媒(NH3、CO2)を採用し環境保全に配慮。温度帯も超低温から冷凍、冷蔵、定温とマイナス50度からプラス25度まで、顧客のニーズにあわせて幅広く対応可能。

川崎汽船、ベトナムで「オールジャパン」低温拠点完成

(出所:川崎汽船)

■合弁会社、冷凍冷蔵倉庫の概要
所在地:ベトナム社会主義共和国ビンズン省
事業開始:2016年7月7日
出資比率:川崎汽船25%、日本ロジテム26%、クールジャパン機構49%
土地面積:1万9000平方メートル
延床面積:7000平方メートル
構造:平屋建倉庫・倉庫内13区画
温度帯:超低温(-50度)、冷凍(-25度から-18度)、チルド(-5度からプラス5度)、低温(0度からプラス15度)、定温(プラス5度からプラス25度)
その他:ドックシェルター17基、ドックレベラー4基、非常用発電機の導入、高度な防熱対策設備、倉庫内の温度・気圧管理、外気の侵入抑制機能、警備員による24時間警備体制、防虫防鼠対策など