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15年度の宅配便個数、上位3便が実績伸ばす

2016年7月22日 (金)

ロジスティクス国土交通省が22日に公表した宅配便取扱実績によると、2015年度の取扱個数は2年ぶりに増加したことがわかった。15年度の取扱個数は37億4493万個で、14年度から1億3114万個(3.6%)増加。内訳はトラック運送37億447万個(3.7%増)、航空利用運送4047万個(7.4%減)となった。

宅配便(トラック運送)の取扱個数推移

▲宅配便(トラック運送)の取扱個数推移

インターネット通販の拡大に加え、各社の営業努力による新規需要開拓が実を結び、前年度の傾向とは異なって2年ぶりの増加につながった。

トラック運送による宅配の上位5便のシェアは99.8%で、「宅急便」「飛脚宅配便」「ゆうパック」の上位3便で92.9%を占めた。トップの宅急便(ヤマト運輸)の取扱個数が17.3億個(6.7%増)でシェア46.7%、飛脚宅配便(佐川急便)は11.9億個(0.2%増、シェア32.3%)、ゆうパック(日本郵便)は5.1億個(5.8%増、13.8%)、カンガルー便(西濃運輸など20社)は1.3億個(1.4%減、3.6%)、フクツー宅配便(福山通運など22社)は1.2億個(1.7%減、3.3%)――と、上位3便が個数を伸ばした。

■上位5便(トラック運送)

上位5便

航空利用運送は「飛脚航空便」「宅急便タイムサービスなど」「フクツー航空便」「スーパーペリカン便」の4便のシェアが38.9%となった。

一方、メール便の取扱冊数は52億6394万冊で3.7%減少。「ゆうメール」「クロネコDM便」の上位2便で96.4%を占めた。上位7便のうち、前年比で伸びたのはトップのゆうメール(日本郵便、5.3%増)と「ポストウェイメール便」(ポストウェイ、3.1%増)の2サービスのみ。