ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日産、いすゞの「コモ」など9万台にリコール

2016年7月28日 (木)

行政・団体日産自動車は28日、「NV350キャラバン」といすゞ自動車の「コモ」の一部に用いられている動力伝達装置(後輪アクスルオイルシール)に不備がみつかり、最悪の場合、坂路で駐車ブレーキが効かなくなるおそれがあるとして、国土交通省にリコールを届けたと発表した。リコール対象は9万1983台。

後輪アクスルで、デフオイルを密封するオイルシールの形状が不適切なため、アクスルケースとオイルシールの密封性が低いものがある。そのためアクスル内の圧力変化でデフオイルが漏れ、そのまま使用を続けると後輪ドラムブレーキ内部に侵入してブレーキシューにデフオイルが付着すると、後輪の制動力が低下し最悪の場合、坂路で駐車ブレーキが利かなくなるおそれがあるという。

同社は対象の全車両で該当するオイルシールを対策品と交換する。また、ベアリング、ブレーキシューを点検し、デフオイルの付着があった場合は、新品と取り換える。