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石油統計速報

原油輸入量6.7%増、3か月連続で前年超え

2016年8月1日 (月)

調査・データ資源エネルギー庁が7月29日に発表した6月の石油統計速報によると、原油輸入量は1494万キロリットル(kl)、前年同月比6.7%増と3か月連続で前年を上回った。

輸入量はサウジアラビア(483万kl、17.9%増)、アラブ首長国連邦(394万kl、13.3%減)、カタール(146万kl、16.1%増)、イラン(131万kl、3倍増)、クウェート(80万kl、25.2%減)――の順で多かった。

同月の中東依存度は89.7%で、前年同月に比べ7.4ポイント増と8か月連続で上回った。

燃料油の生産は1324万kl(7.1%増)と2か月連続で上回った。油種別ではナフサ、ジェット燃料油、B・C重油は増加したが、ガソリン、灯油、軽油、A重油は減少した。

燃料油の輸入は194万kl(26.6%減)と5か月連続で下回った。輸出は263万kl(8%増)と2か月連続増。

国内販売は1290万kl(2.1%減)と9か月連続で減少。油種別にみると、ナフサ、A重油は上回ったが、ガソリン、ジェット燃料油、灯油、軽油、B・C重油は下回った。在庫は939万kl(2.5%減)で11か月連続減。油種別ではジェット燃料油、灯油、B・C重油は増加、ガソリン、ナフサ、軽油、A重油は減少した。