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センコー、韓国・釜山に2拠点目の物流センター

2016年8月1日 (月)

ロジスティクスセンコーと新潟運輸は1日、韓国の運送会社「ファソンエクスプレス」と昨年設立した合弁会社「NH-SENKOロジスティクス」が、釜山に物流センターを建設すると発表した。

センコー、韓国・釜山に2拠点目の物流センター

新センターは、釜山新港隣接地の「熊東(ウンドン)物流団地」に建設し、2017年10月に営業を開始する。同団地では、センコーと現地企業の合弁会社「KO-SENKOロジスティクス」が運営する「KO-SENKO物流センター」が14年3月から稼働している。

今回の新センター開設により、センコーは拠点機能を拡充し、東アジアの物流事業を強化するとともに、事業拡大を図る。新潟運輸は、韓国に近い日本海側の新潟地区を中心に顧客基盤を保有しており、日本全国に展開している配送網を活かし、新センターを経由する国内外の物流需要を取り込むとともに、国際物流事業と国内輸送の拡大につなげる。

釜山新港はアジアの貨物が集まる国際的なハブ港として、コンテナ取扱量は世界有数の規模となっている。熊東物流団地は自由貿易地域(FTZ)に指定されており、物流関連手続きの簡素化、保税貨物の無期限保管、流通加工作業といった、物流センター運営に優位な条件が整っている。

新センターでは、冷凍・冷蔵、危険物保管エリアを備えた複合機能のセンターとして商品保管・流通加工のほか、コンテナ荷役、港湾業務など、釜山新港の立地とFTZのメリットを活かした低コストの物流サービスを提供する。

■合弁会社の概要
会社名:NH-SENKOロジスティクス
設立日:2015年8月4日
本社所在地:韓国慶尚南道昌原市
資本金:40億ウォン(3.6億円)
出資比率:センコー55%、新潟運輸10%、ファソンエクスプレス35%