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UPSの4-6月期売上高1.5兆円、国際小口好調

2016年8月2日 (火)

ロジスティクスUPSが2日発表した4-6月期決算によると、売上高は燃油サーチャージと為替変動の影響でやや鈍化しながらも、前年同期比3.8%増の146億ドル(1兆4960億円)となった。

国際小口貨物部門は営業利益が11%増の6億1300万米ドル(628億円)と、4-6月期としては過去最高を記録。国際小口貨物の輸出はエクスプレスサービスが増加をけん引し、米国国内小口貨物部門とともに営業利益率が拡大した。

欧州発米国向け路線は、UPSの輸送ネットワークを使用する顧客がドル高の恩恵を受けたことで、2桁台のペースで成長。輸出貨物取扱量がすべてのサービスで増加し、プレミアムサービスの伸びが非プレミアムサービスの伸びを上回った。

貨物1個あたり売上高は1.9%減、為替調整後ベースで1.4%減となった。燃油サーチャージのレート低下により、貨物1個あたり売上高は140ベーシスポイント押し下げられた。

サプライチェーン・フレート部門の売上高は、昨年7-9月期にコヨーテ・ロジスティクスを買収したことが増収要因となり、13%以上伸びて25億ドル(2561億円)となった。エアフレート・フォワーディングと陸上混載輸送(LTL)市場の軟調な環境が、増収率を押し下げた。フォワーディング事業は営業利益率が上昇した。