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IoT、ビッグデータ、人工知能で物流がどう変化していくのか

JILS、2030年の物流ビジョン報告書を公表

2016年8月8日 (月)

調査・データ日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は8日、IoTやビッグデータ、人工知能によって2030年の物流がどう変わっていくかをまとめた報告書を公表した。

報告書では、これらのテクノロジーの活用によって「産業構造や物流にどのような変化がもたらされるか」を予測・解説し、仮設の前提条件を明確にしたうえで、調達物流、社内・拠点内物流、販売物流、リバース物流、社会システム、デザイン・フォー・ロジスティクス(DFL)、日本的商慣行、電子文書の取引とその保管の正当化、グローバル化、人材、CO2の増加・温暖化――と12の切り口から、16年後の物流の世界を示している。

例えば、DFLについては、SCMの最適化を図るために「経済的な包装や輸送に適した製品設計」を行うDFLが定着し、効率的で多様な物流が実現すると予測。物流を意識した建築が常識化する、とした。

報告書ではさらに、これらのビジョンの実現に向けたロードマップを作成。20年、25年、30年と5年ごとのステップを明示したほか、実現させる上で課題となることや、論点となるテーマに言及している。

■報告書の詳細
http://www.logistics.or.jp/jils_news/2030年の物流ビジョン%20報告書.pdf