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鴻池運輸、インドに鉄道コンテナ輸送の新会社設立

2016年8月10日 (水)

国際鴻池運輸は10日、インドで10月をメドに鉄道コンテナ輸送を行う合弁会社「ジョシ・コウノイケ・トランスポート&インフラストラクチャー」を設立する、と発表した。

同国では国家プロジェクトとして貨物専用鉄道の敷設が進められていることから、将来的に「鉄道へのモーダルシフトが進行し、鉄道コンテナ輸送量が増加する」とみて、同国でインランド・コンテナ・デポ(ICD)事業を展開するアソシエイテッド・コンテナ・ターミナルズ社(ACT社)と共同で、鉄道コンテナ輸送の新会社を設立することにした。

出資比率は鴻池運輸が51%で、新会社を設立することにより、西インド主要3港(ナバシェバ港・ピパバブ港・ムンドラ港)とデリー首都圏近郊にあるICDを結ぶ鉄道コンテナ輸送サービスを提供していく。

今後はインド国内のコンテナ輸送だけでなく、自社が中国・アジア・北中米で展開しているロジスティクス事業とフォワーディング事業を組み合わせてインドで国際複合一貫物流サービスを展開するほか、定温コンテナによる定温貨物輸送、タンクコンテナによる液体貨物輸送に取り組む考え。

合弁相手のACTL社は、1997年から北インド初の民間ICDを運営しており、デリー首都圏近郊の事業実績で高い評価を得ている。