横浜冷凍、大黒物流センターでアフリカの研修生受入れ

拠点・施設横浜冷凍は10日、大黒物流センター（横浜市鶴見区）で、国際協力機構（JICA）が主催する「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ」（ABEイニシアティブ）の研修生ら5か国14人を招き施設見学会を実施したと発表した。この見学会は昨年に続き2回目となる。

見学会では、参加者から冷却設備の仕組みやメンテナンス方法、社員の労働時間、労働条件などの質問が挙がり、コールドチェーンサービスへの強い興味が見られた。アフリカ地域ではコールドチェーンが未整備な状況にあり、「母国の将来のために日本の先進的な冷凍技術を勉強して理解を深めたい」といった意識が感じられたという。

ABEイニシアティブは、日本での教育とインターンシップの機会を提供する取り組み。日本の技術を学ぶほか企業への認識を深めるため、5年間で1000人が来日する。