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第1期として温度管理対応配送拠点、10月にも着工

三菱倉庫、インドネシアに物流施設用地17万m2取得

2016年8月17日 (水)

ロジスティクス三菱倉庫は17日、インドネシアで16万9800平方メートルの物流施設用地を取得し、第1期棟として温度管理物流に対応する1万8000平方メートルの配送センターを建設する、と発表した。物流需要に応じ、第2期棟の建設も検討する。

三菱倉庫、インドネシアに物流施設用地17万m2取得

現地法人のインドネシア三菱倉庫会社がジャカルタ特別州の東側に隣接する西ジャワ州ブカシ県で物流用地の使用権を取得し、配送センターを建設することにしたもの。

現地法人は1993年からジャカルタ特別州の西側に位置するバンテン州の「タンゲラン倉庫」で、保管を中心とした物流サービスを提供してきたが、同国で物流需要が高まってきたことを受け、拠点の増強を図ることにした。

現地は周辺工業団地の中で最もジャカルタ特別州に近いMM2100工業団地内にあり、高速道路ICにも近い。建設する配送センターは定温庫、保冷庫を備え、食品などの温度管理物流に対応する。セントラルキッチンとしても利用することが可能な多用途フロアを設けるほか、太陽光発電、LED照明、非常用発電機を備えた「災害に強いECO倉庫」とする。

同国では2014年に現地企業との設立した合弁会社が輸出入の一貫物流サービスを展開しており、三菱倉庫では「今後も経済成長が見込まれる同国でロジスティクス事業の拡充に注力していく」としている。

■計画施設の概要
所在地:西ジャワ州ブカシ県MM2100工業団地
敷地面積:16万9800平方メートル
延床面積:1万8000平方メートル
(定温庫3700平方メートル、保冷庫1700平方メートル、多用途フロア1000平方メートル)
着工:2016年10月
竣工:2017年7月