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川崎汽船、米西海岸の減速航行で11年連続表彰

2016年8月18日 (木)
川崎汽船、減速航行で米ロングビーチ港から11年連続表彰

▲ロングビーチ港表彰「2015 GREEN FLAG VESSEL SPEED REDUCTION PROGRAM」

認証・表彰川崎汽船は18日、米国のロングビーチ港とロサンゼルス港で行っている、大気汚染防止のための減速航行プログラムに取り組み、両港湾から表彰を受けたと発表した。ロングビーチ港は11年連続、ロサンゼルス港では8年連続の受賞となった。

同社はプログラムが開始された年から参画しており、2015年もコンテナ船、自動車船、ドライバルク船による減速航行で高い達成率が認められた。

ロングビーチ港では、286隻が通航してプログラム順守率は99.3%、ロサンゼルス港では63隻が通航し順守率は100%だった。15年に参加した169社のうち、順守率が90%以上となったのは、同社を含む2社のみだった。

川崎汽船、減速航行で米ロングビーチ港から11年連続表彰2

▲ロサンゼルス港表彰 「2015 VESSEL SPEED REDUCTION PROGRAM」

両港湾では、沿岸の大気汚染を防止するために、指定海域内で自主的な減速航行を求めるプログラムを設け、沿岸から74キロメートル以内の海域で、12ノット以下に減速することで排気ガス量を削減し、大気汚染の原因となる窒素酸化物や硫黄酸化物、粒子状物質、二酸化炭素――の排出を抑制している。