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佐川急便、物流業界初の「レジリエンス認証」取得

2016年8月23日 (火)

認証・表彰佐川急便は23日、企業や団体の事業継続に関する取り組みを認証する「レジリエンス認証」を物流業界で初めて取得したと発表した。

佐川急便、物流業界初の「レジリエンス認証」取得

同認証は内閣官房国土強靭化推進室が創設した「国土強靭化貢献団体」の認証制度で、ガイドラインに示される基準を満たしているかなどの審査を経て、事業継続に積極的に取り組み、社会全体のレジリエンス強化に寄与している企業を評価している。

同社は東日本大震災の経験をもとに、2013年にBCP(事業継続計画)を策定し、関連投資を継続的に行っているほか、大規模災害訓練、行政・企業間のBC連携の実施など、実効性あるBCM(事業継続マネジメント)の構築・改善活動に取り組んでいる。

4月16日の熊本地震の際には、BCPに沿って被災地の南九州支店に現地対策本部を、東京本社に統括対策本部を設置し、宅配便事業の継続に務めたほか、指定公共機関として緊急支援物資輸送対応に速やかに着手。

宅配便事業は業界でいち早く、条件付きながら4月18日から段階的に被災地で集荷・配達を再開した。また、政府緊急災害対策本部からの物資輸送要請に対し、4月16日から物資輸送を開始。企業・団体・自治体からの支援物資や事業用製品などの輸送要請についても、搬入指示先への輸送を行った。