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貨物1キロにつき150円助成

沖縄県、全国特産品をアジア4か国へ一貫保冷空輸

2016年8月24日 (水)

国内沖縄県は23日、全国の特産品を対象に沖縄国際物流ハブを利用して香港、台北、シンガポール、マレーシア4都市(クアラルンプール、プトラジャヤ、セランゴール、ペナン)へ一貫保冷空輸する場合に1キロあたり150円を助成する事業を開始した。

1回の輸送量が100キロ以上300キロ未満の中ロット貨物に限定し、沖縄ヤマト運輸に業務を委託して深夜、高速、保冷、通関が可能な沖縄国際物流発を活用し、24時間稼働でアジアに日本の生鮮特産品を届ける。

これにより、生鮮品などの全国の特産品を素早くアジアに届ける流通プラットフォームを構築し、関連産業の集積を促すことで国際競争力のある物流拠点の形成を目指す。

海外の空港でコンテナを開梱すると保冷品質の低下につながるおそれがあるため、空港引き渡しには対応せず、ヤマトグループの海外現地法人が運営する保冷施設で引き渡す。このため、輸入通関手続きもヤマトグループが担うことになる。

沖縄国際物流ハブから輸出先までの輸送コストを対象として、1社37万5000円を上限に1キロ150円を助成する。対象貨物は国内で生産・製造された「全国特産品(食品)」に限定し、航空機への搭載が可能であることが条件。2016年度の事業として予算化しているため、年度途中であっても予算枠を超えた段階で終了する可能性がある。