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東ソーと中国電力、初の海外炭共同輸送

2016年8月24日 (水)

ロジスティクス東ソーと中国電力は24日、海外炭の共同輸送を実施すると発表した。両社が共同で海外炭を輸送するのは初めて。

石炭を共同輸送することで、物流コストの低減を図るとともに、大型船による共同輸送の本格運用を視野に共同輸送量の調整や輸送船の選定といった運用上の手続きを確認していく。

輸送船は24日に航行を開始しており、9月中旬にオーストラリア・ニューキャッスル港で石炭を積み込んで出発し、同月下旬に山口県の宇部港と新南陽地区(徳山下松港)に到着する。輸送量は東ソー分が5万トン、中国電力分が2万トンの合わせて7万トンで、8万トン級のパナマックス船で輸送している。

今回の共同輸送は、国際バルク戦略港湾整備の一環として国土交通省が新南陽地区航路の浚渫などを進め、パナマックス船が入港可能になったことで実現した。

■海外炭共同輸送の実施概要
積地:オーストラリア・ニューキャッスル港
揚地:宇部港・新南陽地区(徳山下松港)
出発時期:2016年9月中旬
到着時期:20169月下旬
輸送量:7万トン(中国電力2万トン,東ソー5万トン)
輸送船:8万トン級パナマックス船
輸送船名:SUN EXCELSIOR