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タカタ、米国でエアバッグ部品輸送中に爆発

2016年8月30日 (火)

事件・事故テキサス州サンアントニオから140マイル(225キロ)離れたケマードの道路上で8月22日、日本のエアバッグメーカー「タカタ」の下請事業者がトラックでインフレーターと呼ばれるガス発生装置を輸送中に爆発が発生し、女性1人が死亡、4人が負傷した。

同社は「事故は下請事業者が運行させていた、エアバッグ用インフレーターや推進剤を運ぶトラックが事故に巻き込まれた」と明らかにした。事故を受けて直ちに現地へ人員を派遣し、調査当局に協力しているという。

爆発したとみられるインフレーターは、米国で同社が数千万個単位でリコールしているエアバッグの主要部品で、この部品が破裂する事故で延べ10人が死亡、負傷者も100人以上発生していることから、現地では今回の事故に関心が高まっている。

同社は29日、「当社はこの製品の輸送について、規制基準に適合しているか場合によってはそれを上回るレベルの『厳格で安全な手順』を定めている」との声明を発表した。