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デンソー、自動運転強化へ富士通テン子会社化

2016年9月9日 (金)

荷主デンソー、富士通、トヨタ自動車は9日、高度運転支援・自動運転技術・電子基盤技術の開発を強化するため、3社が出資する富士通テンの資本構成を変更すると発表した。

これまでは、富士通が55%を出資し車載器メーカーとして事業を強化してきたが、今後はデンソーが主力となり、自動運転など次世代技術技術を中心に展開する。富士通は次世代の自動車でIoTビジネスの強化を図る。

現在は富士通が55%、デンソーが10%で、オーディオ、マルチメディアといったカーエレクトロニクスメーカーとして製品、サービスを提供してきたが、変更後は富士通14%、デンソー51%とし、車載ECUやミリ波レーダーを中心に高度運転支援・自動運転技術・電子基盤技術の開発に力を注ぐ。

トヨタは変わらず35%を保有し、富士通テンと協力してクルマづくりを進展させる。年内をメドに契約を結ぶ。

富士通テンは1968年に富士通と合併した後、72年に富士通のラジオ部門が分離・独立して富士通テンとして設立。1973年にトヨタ、デンソーが資本参加して以来、カーエレクトロニクスメーカーとして展開し、今後は「つながる車載情報機器・サービスを提供・提案するシステムメーカー」を目指して活動を行う。