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JNC、中国拠点に液晶部材向け大型設備導入

2016年9月12日 (月)

荷主JNC(東京都千代田区)は、グループ会社の捷恩智液晶材料(蘇州)が展開する液晶ブレンド工場に大型ブレンド設備を導入すると発表した。11月に着工し、2017年5月の完成を目指す。

中国では液晶ディスプレイ生産ラインの新設・増設計画が進み、今後、製造台数で世界トップになるとみられることから、関連部材の需要量も増加する見込みとなったため、顧客のニーズに対応する形で完成したばかりの蘇州液晶ブレンド工場に大型ブレンド設備一式を導入する。

同社グループは水俣製造所(熊本県)で液晶化合物を製造し、市原製造所、台南工場、蘇州工場の3拠点で液晶化合物をブレンド、ディスプレイ用の液晶組成物を生産している。すでに大型ブレンドの技術開発は確立し、市原製造所、台南工場では装置の設置を完了している。

今回、中国に大型ブレンド設備を導入し、全拠点に同設備が揃うことで、液晶の生産効率を高めるとともに製造コストを改善し、安定供給体制を整える。