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瀬戸内の離島を無人船でつなぐ物流プロジェクト始動

2016年9月12日 (月)
計画
空白

話題かもめや(香川県高松市)は12日、小型の無人船で物資輸送を行うプロジェクト「ドンブラコ」を開始する、と発表した。瀬戸内海に浮かぶ離島を結ぶ無人輸送物流網の構築を目指す。

これまで行ってきたドローンによる空中輸送の実証実験に加え、自律航行機能を備えたUMV(小型無人艇)による海上輸送の検討を進める。プロジェクトはゲートブリッジ(名古屋市)と共同で取り組み、東京計器が協賛する。

瀬戸内エリアには数百の島々が点在しており、このうち有人の138島の中には人口100人に満たない小さな島が49ある。こうした島の多くは、生活物資の輸送をチャーター船や自家用船、漁船に依存しており、貨物輸送には多くのコストと時間がかかることから、日用品や医薬品の調達にも不自由しているという。

将来にわたってこうした状況が続けば「島の過疎化や高齢化がさらに進んでしまう」との危機感から、かもめやはこうした問題を解決する第一歩として、「ドローンを用いた荷物輸送」の実証実験を展開している。