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三井造船、6万トン型ばら積貨物船引渡し

2016年9月13日 (火)

荷主三井造船は13日、千葉事業所(市原市)で建造していたエスビーアイポセイドンシッピングカンパニー社(マーシャル諸島)向け6万重量トン型ばら積み貨物運搬船「エスビーアイポセイドン」を同日引き渡したと発表した。

同船は、環境対応・低燃費船ラインナップ「neoシリーズ」の3弾、6万重量トン型バルクキャリアー「neo60BC」の14番船となっている。

従来のパナマックス幅で載貨重量6万トン以上を確保し、56BC船から大型化しつつも、港湾や航路の汎用性を維持。石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆をはじめとした多様なバラ積み貨物に対応可能なほか、長尺物やホットコイルなどの半製品輸送も対応可能としている。

船首・船尾には新開発の省エネ船型を採用し、平水中の抵抗推進特性だけでなく、波浪中の耐航性や操縦性にも配慮した。主機関にはマルポール条約のNOx排出規制(ティア2)を満たした電子制御エンジンを載し、幅広い出力域で低燃費を実現した。

■主要目
全長:199.99メートル
幅(型):32.25メートル
深さ(型):18.5メートル
総トン数:3万4507トン
載貨重量トン数:6万432トン
主機関:三井-MAN B&Wディーゼル機関6S50ME-B9.3 1基
航海速力:14.5ノット(常用出力)
最大搭載人員:24人
船級:アメリカ船級教会(ABS)
船籍:リベリア
引渡日:2016年9月13日