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JR貨物、8月のコンテナ輸送量3.5%減少

2016年9月15日 (木)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が14日発表した8月の輸送動向によると、取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて1.6%減少(前年同月比)した。今月は上旬で東北線・東海道線の大雨と中旬から下旬にかけての台風上陸の影響で高速貨物376本、専用貨物8本が運休となった(前年は高速貨物158本が運休)。

コンテナ貨物はエコ関連物資(8.2%増)が関東発の焼却灰・亜鉛ダスト輸送が好調に推移したほか、化学工業品(2.6%増)が前年を上回った。

一方、九州地区での生育不調に伴う玉葱の出荷減に加えて、北海道地区での中旬以降の度重なる大雨被害による馬鈴薯などの出荷減により、農産品・青果物(12%減)が前年を下回った。

需要低迷に伴い紙・パルプ(9%減)が発送減となったほか、鉄道へのシフトが続いている飲料を中心とした食料工業品(0.9%減)が、相次ぐ自然災害の影響を受けて減少した。コンテナ貨物全体では3.5%減。

車扱貨物は、石油(3.5%増)が盆休みの需要により好調な発想となり、セメント・石炭石(3.1%増)輸送も増加し車扱全体では2.9%増加となった。