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日本海事センター調べ

7月の主要コンテナ航路動向、欧州往航が4%増加

2016年9月15日 (木)

調査・データ日本海事センターが15日に発表した主要定期航路のコンテナ貨物荷動き動向によると、貨物量は、北米航路で往航が増加し復航が減少、欧州航路では往航が増加し復航が減少、日中航路で往復航ともに減少し、アジア域内航路は増加した。

北米航路は往航(7月)が135万7202TEUで1.4%増と3か月連続で増加、1-7月累計では2.8%増となった。7月の運賃(塩田-ニューヨーク間)は上昇し1TEUあたり1950ドル。

復航(5月)は57万6701TEUで2か月連続の減少となる2.9%減、1-5月累計では2.1%の増加となった。運賃(ニューヨーク-塩田間)は2月以降、750ドルで推移していたが、7月は700ドルまで下落した。

欧州航路 (7月)は往航が136万1348TEUで4%増で2か月連続の増加。運賃(塩田-フェリックストウ間)は3月を底に上昇基調を維持しており、7月は21.1%上昇して1090ドルとなった。復航は60万9889TEU(3.1%減)で3か月連続の減少。運賃(フェリックストウ-塩田間)は 2月以降下落基調に転じていたが、7月は610ドルまで回復。

日中往航(7月)は91万4138TEUで4.5%減、金額ベースでは 13.7%減の5686億円で5か月連続の減少。横浜-上海間の運賃は340ドルで推移していたが、5月を底に上昇しており7月は410ドル。復航は2.5%減で2 か月連続の減少、金額ベースでも20.5%減と4か月連続で低下し9672億円に縮小。上海-横浜間の運賃は横ばいの590ドルだった。

ア ジア域内航路(7月、日中韓台香+ASEAN)は114万9172TEUで2.3%増で2か月連続の増加。アジア域内コンテナ運賃指数は2016年に入り多くの航路で横ばいが続いている。