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日本製紙、物流費を削減する新シャンプー容器開発

2016年9月15日 (木)

サービス・商品日本製紙、物流費を削減する新シャンプー容器開発日本製紙は14日、紙パックを活用し、ロジスティクスコストの削減に配慮した新たなシャンプー容器「SPOPS」(スポップス)を開発したと発表した。これまでの「詰め替え式」のパウチ容器に代わる「差し替え式」の紙パック容器は世界初。

新容器は、エンドユーザーがこれまで1分半から2分以上かかっていたシャンプーの入れ替え作業を30秒以内で補充できるようにするが、メーカーにとっても商品出荷時の内容物の充てん段階で、カートリッジのみへの充てんだけで済むようになるため、製造工程を省略できるメリットがある。

日本製紙、物流費を削減する新シャンプー容器開発

(出所:日本製紙)

また、容器の製造工場から充てん先に送る資材はカートリッジだけで、立体のディスペンサーを送る物流費、保管場所の確保、荷役などのロジスティクスコストを削減することが可能になる。

さらにカートリッジが箱型のSPOPSは、段ボールに隙間なく梱包できるため、380ミリリットルのパウチ18個が入る段ボールに対し、400ミリリットルのSPOPSカートリッジ18個を入れる段ボールは、容積で45%のサイズダウンになる。最適なサイズで発送し梱包効率が高まることで、トラック1台あたりの積載効率の改善につながる。