荷主トヨタ自動車は15日、ことし1月に米国で設立した人工知能技術の研究・開発機関「トヨタリサーチインスティテュート」(TRI)がロボティクスや自動運転の研究で米国の非営利団体「オープンソースロボティクスファウンデーション」(OSRF)と連携することを発表した。
TRIは、OSRFが新たに営利企業として設立したオープンソースロボティクスコーポレーション(OSRC)と2年間の契約を締結。OSRCの技術チームが、ロボット工学やソフトウェア技術などでTRIの研究活動を支援する。
トヨタは既存の自動車産業の枠を超え、より広範なモビリティ企業へ発展を目指し、TRIのロボティクス・自動運転研究の強化を図る。
同時にTRIは、OSRFが行っているオープンソースのロボット関連ソフトウェア開発・利用促進活動を支援するため、OSRFに100万ドルの助成を行う。