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凸版印刷、環境配慮型のハイバリア包材を開発

2016年9月16日 (金)

サービス・商品凸版印刷は16日、透明ハイバリアフィルム「GLFILM」のレトルト対応グレードの基材として、メカニカルリサイクルPETフィルムを用いた新製品を開発した、と発表した。

新製品「GL-AR-NF」はレトルト食品向けの環境配慮型ハイバリア包材として、9月下旬からサンプル出荷を開始し、17年からの量産を目指す。

メカニカルリサイクルPETフィルムは、リサイクル樹脂の使用比率で世界最高レベルとなる80%を実現しており、製造段階までのCO2排出量を削減できる環境に配慮したフィルムとされている。

凸版印刷が独自に開発した透明ハイバリアフィルムのレトルト対応グレードの基材に使用した新製品を開発。同社が持つ蒸着技術やコーティング技術を応用することで、再生素材を使用しながら、耐熱性とバリア性で、石油化学製品由来の従来品と同等の性能を保持することに成功した。

今後は食品業界に向けて販売を拡大し、メカニカルリサイクルPETフィルムを用いたパッケージ全体で17年度に30億円の売上を目指す。