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北陸地方整備局、金沢港物流ターミナル岸壁を拡張

2016年9月20日 (火)

ロジスティクス北陸地方整備局は15日、石川県と整備を進めていた金沢港大浜地区国際物流ターミナルの岸壁・埠頭用地の拡張部分が完成したと発表した。

北陸地方整備局、金沢港物流ターミナル岸壁を拡張

(出所:北陸地方整備局)

このターミナルは、船舶の大型化に対応し、地域産業の国際競争力強化や地域活性化を図るため、2008年に岸壁延長260メートルが整備され、産業・建設機械を中心に国際物流の拠点として活用されてきた。

しかし、260メートルでは、荒天時などに建設機械を輸出する貨物船の入港時期が重なった場合、金沢港外で沖待ちが強いられるといったことで、荷役・配船スケジュールが遅延し非効率な状態となっていた。

このため、岸壁をさらに140メートル延伸するよう整備。今回の拡張部分完成で、大型貨物船の2隻同時接岸が可能となり利便性が向上するほか、大型クルーズ船の接岸もできるようになる。また、さらなる利便性向上に向け、航路の水深を現在の12メートルから13メートルにする工事を行っている。

■拡張部事業概要
岸壁(水深13メートル):140メートル(既設岸壁と合わせ延長400メートル)
泊地(水深13メートル):1.4ヘクタール
埠頭用地:1.2ヘクタール
事業費:31億円