日系海外法人の売上高、7期ぶりに増加

調査・データ経済産業省が27日に公表した2016年4-6月期の海外現地法人四半期調査結果によると、日本企業の海外現地法人の売上高（ドルベース）はプラス1.3％と、前年同期比で7期ぶりの増加となった。

北米、アジア、欧州の地域別では、構成比が47.6％と高いアジアでプラス0.6％と9期ぶりの増加となった。欧州（構成比12.6％）はプラス5.7％と7期ぶりに増加、北米（構成比32.3％）はプラス0.9％と12期連続で増加した。構成比が53.9％と大きい輸送機械が特にASEAN4や中国で増加した。

設備投資額はマイナス16.3％と9期連続の減少。48.7％を占めるアジアがマイナス25.3％と14期連続で減少し、特にASEAN4は4期連続で2桁の落ち込みとなった。北米（構成比32.7％）はマイナス6％と2期連続の減少、欧州（構成比11.2％）はプラス26.2％と2期連続の増加となった。

従業者数はマイナス1.1％で3期連続の減少。70.2％が集中するアジアでマイナス2.6％と5期連続の減少となり、特に中国は18期連続で減少。このうち電気機械が23期連続の減少と長期的な低減傾向から脱することができないでいる。

北米（構成比13.3％）はプラス2.1％と20期連続の増加、欧州（構成比9.2％）もプラス4％と12期連続の増加となった。

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http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/genntihou/index.html