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荷主内海造船は29日、瀬戸田工場（広島県尾道市）で建造していた晴光海運向け8800総トン型旅客船兼自動車航送船「ブルードルフィン」が同日完工すると発表した。
同船は、船型は球状船首・単胴型普通船尾を採用し推進性能と耐航性の向上を図っている。航海中の横揺れを軽減するため、船体中央部にフィンスタビライザを備えたほか、船首にバウスラスタ、船尾にスタンスラスタ2台と低速時の最大舵角45度が可能なマリナー舵、可変ピッチプロペラを装備し操船性を向上させた。
昇降設備としてエスカレータを搭載、高齢者･身障者のバリアフリーとして車両甲板から客室エントランスに直接移動可能なエレベータを本船右舷側に設けた。車両甲板を3層備えたことで、豊富な車両積み付け台数を実現している。
■主要目
全長：144.13メートル
幅（型）：23メートル
深さ（型）：14.1メートル
計画満載喫水（型）：5.9メートル
構造喫水（型）：6メートル
総トン数：8850トン
載貨重量：3444トン
車両搭載能力：12メートルトラック70台、8メートルトラック1台、乗用車30台
旅客定員：583人
乗組員：33人
主機関：日造船-MAN B&W 6S50MC-C8.2 型ディーゼル機関 1基1軸
連続最大出力：9945キロワットx127min-1×1
航海速力：20ノット
資格：JG第二種船（沿海区域）
船籍港：青森市
起工：2015年12月1日
進水：2016年6月4日
完工：2016年9月29日
