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ヤマト、熊本県人吉市-五木村間で「客貨混載」運用開始

2016年10月3日 (月)
ヤマト、熊本県人吉市-五木村間で「客貨混載」運用開始
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ロジスティクスヤマト運輸は3日、熊本県で路線バスが宅急便を輸送する「客貨混載」の運用開始したと発表した。

ヤマト、熊本県人吉市-五木村間で「客貨混載」運用開始九州産業交通ホールディングス傘下の産交バスと連携し、人吉市-五木村を結ぶ路線バスで過疎化や高齢化が進む中山間地域のバス路線網の維持と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上を図る。

この取り組みでは宅急便を積載するため、座席の一部を荷台スペースとして確保した路線バス2台が運行する。客貨混載専用のバスとわかるよう、「くらしハコぶバス」と銘打ったラッピングを施した。

ヤマト、熊本県人吉市-五木村間で「客貨混載」運用開始ヤマト運輸は「セールスドライバーが五木村と相良村に滞在できる時間が増えるため、当日発送の集荷締め切り時間が15時から17時まで2時間延長されるなど、宅急便のサービスをより便利に利用できるようになる」と客貨混載による地域住民のメリットを挙げる。

また、バス会社にとってはバス路線の生産性と新たな収入源確保、自社にとっては「トラックの走行距離が1日60キロ削減され、CO2排出量の低減につながるほか、滞在時間が増えることで顧客の要望に対して柔軟に応えることができるようになる」と説明している。