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ワンビシ、老朽化した磁気テープの復旧・変換事業を強化

2016年10月11日 (火)

サービス・商品ワンビシアーカイブズは、クロール・オントラック社と提携し、老朽化した磁気テープを現行世代の磁気テープやほかの記録媒体に変換したり、読み出せなくなった磁気テープから必要なデータを復元したりするサービスを強化する、と発表した。

磁気テープは1950年代から利用され始め、2008年のピーク時は年間2200万巻以上が生産されていたものの、これらが老朽化したり、読込み装置の製造中止や修理対応が終了したりといった理由で読み出せなくなっていることから、「コンバージョンや復旧の需要がある」と判断した。

磁気テープの外部保管先として多くの顧客を抱えるワンビシアーカイブズは、多様な磁気テープ、バックアップソフトウェアに対応したコンバージョン技術を持つクロール・オントラックと提携し、これまで適切な処置ができなかったデータを保全できるようにする。

提携によって提供するサービスは、老朽化した磁気テープを現行世代の磁気テープやHDDなどの記録媒体に変換する「テープコンバージョン・リストア」、データが読み出せなくなった磁気テープから必要なデータを復元する「テープリカバリ」、テープのカタログ化――の3種類。